何度も繰り返す痛みのループの謎

慢性的な腰痛など、長期にわたって症状が続くと身体のあらゆるところに問題が起きてきます。
はじめはそんなに気にならない痛みでも、後々とんでもないことになる場合も…

どうやって腰痛などの痛みがでてくるのかについてお話してみようと思います。

身体に痛みがあると、痛みを避けるような動きや姿勢を取ります。
これらの動きや姿勢は、痛みがないときとは違う不自然な身体の状態なので良い状態ではありません。
それをず~っと長く続けていくと脳は間違った体の状態、つまり「よくない状態」を覚えてしまいます。

こうなると筋肉や関節に負担がかかるところが出てきます。
負担がかかり続けると…また痛みが出てきて、
その痛みをかばって…また不自然な身体の状態になって、
ほおっておいたら、今度は違うところが痛くなって…

はい、痛みの負のループの出来上がり。
いつまでたってもどっかしらが痛いという状態になるわけです。

では、なんでそうなってしまうのでしょう??
それは脳のつくりにあります。
下のイラストを見てみましょう。

身体のそれぞれの部位から入力された情報が脳の感覚と運動をつかさどるどの部分にいくのかを示しています。脳ってホントよくできてます。

テスト勉強や、初めての仕事などを覚えるときに繰り返し繰り返しやって記憶していって、気が付いたら当たり前のようにできるようになっているのをみなさん経験していると思いますが、それと同じように「痛み」や「痛みから逃げる姿勢・動作」を繰り返すことで間違って記憶されてしまうからです。

長い間つねに、痛い部分に意識が集中していると、いつの間にか脳の腰の感覚が記憶されて、原因がなくなっても痛みだけが残ってしまい…痛みを避けるような姿勢や動きを長い間続けていると同じように筋肉の緊張状態が記憶されてしまうというわけです。
長くなればなるほど、厄介になってくる予感がプンプンします。

そう、痛みを感じているのは「脳」だったんですねぇ。
痛みを引き起こすのは、間違った記憶で脳が誤作動を起こしているからなんです。

痛みから抜け出すためには、脳と神経が正しい情報を認識できるようになることが必要となるわけです。
それに必要なのは、脳に正しい情報を覚えさせるための「刺激」と「適度な運動」です。

お家でできる方法としては、腰が痛いからと言ってず~っと安静にしているのではなく、動けるようであれば動ける範囲の無理のない適度な運動をすること。動く恐怖心を根付かせず、腰痛に対して過敏にならないように心がけると痛みからの回復も早くなりますよ。

だからといって、決して痛みを我慢してまでガンガン運動しないように…

やりすぎも良くないけど、やらなさすぎも良くない…
適度ってホント難しいよね…

何にしてもいい塩梅。これ大事。

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